時計工場のある「皆瀬」ってどんなところ?

雪深い湯沢市皆瀬エリアTime&Bouquetの時計を作っている工場は、秋田県の南東部に位置する場所で、以前「皆瀬村」と呼ばれていたエリアにあります。
今では湯沢市に編入されていますが、皆瀬地区も含めた湯沢市についてほんの少しご紹介したいと思います。

湯沢市の中でも人口の多いエリアは奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれ雄物川が流れる肥沃な田園地帯が広がり、米どころ、酒どころとして有名です。
ここで収穫されるお米は、歌人・小野小町の出生地という言い伝えから命名された「あきたこまち」の銘柄名で全国に知れ渡っています。
良質なお米と美味しい水に恵まれた湯沢市には、酒蔵も何軒かあって古くから酒づくりも盛んです。

皆瀬地区を含む山間部エリアには、稲庭うどんや三梨牛、川連漆器などの名産品があります。
特に稲庭うどんは讃岐(香川県)、水沢(群馬県)と並んで日本三大うどんのひとつに数えられていますが、その中でも最も高級なうどんで歴史もあります。

このエリアは食べ物や工芸品も豊かですが、何と言っても変化に富んだ自然が素晴らしいところです。

山間部を流れる皆瀬川の上流はV時谷の峡谷を形成し、その峡谷の一部では高温の水蒸気が絶えず噴出する「小安峡大噴湯」という必見のスポットがあります。
山や川のいたるところで温泉が湧出していて温泉宿も多数存在し、その泉質の良さから湯治に訪れる方も少なくありません。

温泉地として整備されていない温泉もあちこちに見ることが出来、特に「川原毛地獄」は噴出するガスの影響で草一本生えない荒涼とした景色に圧倒される霊地です。

秋田県の中でも豪雪地帯である湯沢市は、11月の終わりころから雪が降り始め、12月の中旬には除雪車が走るくらいの雪に覆われます。
「皆瀬工場」も冬の間には毎朝工場屋根の雪下ろしをしなければなりませんし、帰宅する際にはクルマの雪下ろしや駐車場の雪寄せをしなければ帰ることもできません。
翌朝には自宅駐車場の雪下ろし、休みの日には自宅の屋根の雪下ろしです。

昔は短い夏に作物を耕し、深い雪に閉ざされる冬には家の男たちは雪のない地方へ出稼ぎに行きました。
男たちが家を空けているあいだ、女性たちは自らも生計を立てるべく、一生懸命に働きました。
そのためこのあたりの女性たちはとても逞しいのです。

Time&Bouquetを作る協和精工皆瀬工場の女性職人たちが優れているのは、この過酷な土地だからこそかも知れません。

もうすぐ皆瀬地区にもようやく遅い春がやってきます。

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