タイム&ブーケの腕時計、Coquelicot(コクリコ)のお話

風薫る五月

 

初夏。
夏のはじまり。
5月は一年で最も過ごしやすいと言われる季節です。
休日も多いですし、1番人気の月なのだそう。ちなみに2番目は秋の10月。

毎年、桜の季節から梅雨まで、あっと言う間に感じませんか。
花や若葉が美しく、爽やかな風が吹き渡る気持ちのいい日々はいつもより早く時計の針が回ってしまうようです。

この風薫る5月から見頃を迎えるのがポピーの花です。

 

Coquelicot(コクリコ)= ひなげし

 

「ポピー」はケシ科の植物の総称です。「ひなげし」はそのポピーの中の一種。
タイム&ブーケの時計、Coquelicot(コクリコ)はフランス語で「ひなげし」を意味します。

映画「コクリコ坂から」のタイトルにもありますが、園芸はもちろん、野原、道端で見かけるとても身近なお花。
花屋さんでは「ポピー」の名で売られています。

 

ところで
フランス国旗の3色が、夏の野原に咲く、花の色で表現されていると知っていましたか?
青が矢車草、白がマーガレット。そして赤色は、ひなげしの赤なのだそうです。

ひなげしの花は初夏の花らしく陽の光を浴びると、その色はさらに鮮やかさを増し、発光しているように感じます。

赤、ピンク、オレンジ、黄、白、ミックス、と豊富な色を楽しめる花ですが、中でもとりわけ真っ赤なひなげしの花は、日に透けて「緋色(ひいろ)」となり、目に焼きつくほど鮮やかです。

「緋色(ひいろ)」の緋(あけ)とは、やや黄色みのある鮮やかな赤色の事で、
高貴な色として平安時代から用いられた伝統色でもあります。

 

とても鮮烈でエレガント。

目の覚めるようなこの緋色に魅せられ、時計で表現したいとずっと思っていました。

 

ひなげしの花の美しさは色だけではありません。
ふわりとした薄い和紙のような花びら。
細く長い、茎の先に咲く花が風にそよぐ姿はとても爽やかです。

 

うぶ毛に覆われた丸い蕾も個性的で、蝶が羽化するように、花を咲かせる様子はドラマティックです。
インスタグラムで動画が見られます)

 

花言葉も色によって少し違ってきます。赤のひなげしは「感謝」「慰め」。

 

タイム&ブーケの腕時計、Coquelicot(コクリコ)はこの優しく華やかな、女性らしいひなげしの花をデザインエッセンスにしました。

目の覚めるような緋色を秒針に。
ひらりとした花びらを4本足のケースに。

丸みのあるふっくらとした女性的な形の腕時計です。

 

梅雨入り前の気持ちの良いこの季節。
爽やかな風がそよぐ、ポピーの花畑で心癒されるのはいかがでしょうか。

 

そして、Coquelicot(コクリコ)の腕時計から、美しいひなげしの花のイメージを感じとっていただけたら嬉しいです。

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